ネギま 25話

はぁ〜過去に行って死んだ原因を取り除く・・・
そういう方法できましたかネギま

基本的に漫画やアニメでは平行世界(時間軸?)の考え方が
二通りあると自分は常々思ってるんですよ。

1つは「時間軸を含めた全ての世界は互いに干渉しあう」
もうひとつは「現在は過去や未来と一切干渉しない」という考え方。



言い方が難しいので片方ずつ少し簡単に説明します。

先に述べた「時間軸を含めた全ての世界は互いに干渉しあう」というのは
過去に戻って未来を変える行動を起こすと、現代に戻ったとき世界が変わっている。
という考え方です。

今回のネギまもこれに属します。
現在で明日菜が死んでしまった。だから過去に戻って明日菜が死なないことにすれば
現在の明日菜も死んでいないことになる・・・

少女義経伝なんかもこれが使われてました。
弁慶が過去から現在に一度戻ったとき、平家が勝った歴史に変わっているという。

ドラえもんにもありました。
のび太が自分の過去を見に行ったとき、
熱を出して死にかけてる自分(赤ちゃん)がいて、急に自分の体が透けてくるという。
まぁ存在が消えかかってるってことです。
のび太はこのとき、歴史に何も影響を与えていなかったのですが)



あの有名な洋画「Back to the feture1」でも実はこれが使われてます。
主人公の父親は母親に頭が上がらない人だったけど、
主人公が過去に行き、両親の出会いを変えたため、
現代に戻ってくると、父親が母親よりも強気になっている・・・という。

とまぁこれが「時間軸を含めた全ての世界は互いに干渉しあう」という考え方です。





もう一つの「現在は過去や未来と一切干渉しない」と言う考え方。
これは過去に戻って歴史を変えても、
それは『その歴史を変えた時点からの未来が変わるのであって、
すでに過ぎている現在という時間では影響を及ぼさない』
という考え方です。
この考え方はすごく時間軸を断片的に考えていると思われます。
まぁもっと簡単にいうと、たとえば私が自分の小学生時代に戻ったしたら、
そこには確かに小学生の自分がいるけど、その小学生は過去の自分とは違う。
あくまで今を生きている。1人の人間である。
これからの行動は彼の考えるように決まるのであって
自分が昔行動したとおりに動きはしない。
もっとも、思考が同じなので取りうる行動は同じだが。
ただし、ここで自分が何か手を出せば、その小学生は行動を変える。
もしかしたらそのせいで事故にあったりするかもしれない。
しかし、それは昔の自分が死んだのではなく、この時代に生きている自分が死んだだけであり
その先をすでに生きている自分には影響は及ばない・・・



う〜〜ん、書いてて難しい事言ってるて自分でも分かってるんだけど
うまく説明できない・・・。



そしてこの考え方で未来を描いてるのが、ドラゴンボールです。
未来のトランクスが悟空達に会いにきたときに言ってましたね。
「この世界で人造人間を倒しても未来の僕らの時代は変わらない」
って。それにトランクスの薬で悟空は死ななかったけど、
未来では悟空は死んだままになってますしね。


私個人としては時間軸の捉え方は後者の方が正しい気がする。
まぁ実際に確かめることはできないものなので確認とかはできませんが、
少なくとも、自分が過去に行って行動を起こし、
戻ってきたら、現在が大きく変わってるかもしれないってのは
ちょっと想像しにくい・・・
それまでこの世界で生きてきた意識ってものはどうなるのかってのも説明できん。
『前からそういう歴史になってた』ていう風に改ざんされるならば、
その過去を変えた本人の意識(記憶?)も改ざんされなければおかしいのではないか。





さて今回はこのくらいにさせていただきます。
いくら考えても答えが出ない問題ではあるので問題提起と、話題の種だけで。

何でネギまからこんな話になったんだろう・・・?
まぁ最終回まで後1回なのに本当に終わるのか?って感じの引きで終わったので
来週を楽しみにってことで。



ちなみにここに書いたことは全て私柳川の想像(妄想?)ですので
これを全てが正しいとかは思わないでください。
(まぁ思わないでしょうが)